前撮りプランを見極める方法

前撮りに限ったことでありませんが、ブライダル業界のプランを見極めるにはちょっとコツがいります。正しい見極め方を身に着けて賢い選択ができるようになりましょう。

ブラダイダル業界はご祝儀価格!?

冠婚葬祭すべてに言えることですが、特に結婚式はご祝儀価格と言われ、そもそもの価格設定が一気に上がります。また、これまでの会場との打ち合わせで実感されている方も多いと思いますが、初期見積もりからどんどんと金額が上がっていくように、オプションで上積みすることが当たり前の業界です。それ自体は悪いことであるとは思いませんが、意図してなかったところで金額が急に上がるとテンションは逆にさがりますよね。「何をするといくらかかるのか。」それを知るためにはまずおふたりが「何をしたいのか」を明確にしておく必要があります。そうすることで最初の段階での交渉ができるようになります。契約が成立した段階で交渉をするよりも有利にすすめることができますよ。

会場での見積もりと金額差があるけど大丈夫?

会場で出される前撮りの見積もりは20万円から30万円ほどが多いと思います。そこで節約するために会場外の写真館を調べていくと、会場での見積もりの半額ほどの金額になっていると思います。素直に喜んでいいところですが、心配性な方は「安かろう悪かろう」が頭をよぎるかもしれませんね。でも大丈夫です。安心してください。なぜ会場での見積もりが高くなるかというと、会場と提携をしている写真館が会場に支払う紹介料のようなものが入っているからなんです。紹介料の割合は会場によって変動しますが、売上の半分くらいは紹介料として会場に支払っていることが多いです。私が働いていたところは売上の4割ほどを紹介料としていただいていました。つまり、会場で20万円の見積もりの場合、写真館に入る売上は20✕0.6=12万円なんです。そう考えると会場外の写真館とそんなに差はないですよね。

まずは前撮りで何をしたいかを明確に

前撮りのプランを上手に選ぶためにはまず、衣装を何着着たいのかを決めましょう。和装だけでいいのか、ドレスも着たいのか、そして何種類を着たいのかを決めます。そしてアルバムが付いていたほうがいい、データも欲しいと自分が欲しいものを組み合わせてください。そうした上で前撮りプランをみると、「衣装数はいいけどデータがついていない」とか、「データはついてるけど1着だじゃ少ない」などが見えてきます。

オプション料金を調べよう

自分の希望通りのプランが見つかればいいですが、そうでないこともあります。そうなるとオプションで希望のプランに近づけなくてはいけません。前撮りのオプションで多いのは

  • 衣装の追加
  • アルバム制作
  • データの購入
  • ロケ地の変更
  • 撮影時間の延長

といったところでしょうか。ホームページで調べられればいいですが、わからない場合は電話やメールフォームで問い合わせてみましょう。

衣装のランクアップには気をつけて!

衣装に関してのみ、実際に来店してみないとわからない場合が多いです。ホームページ上にすべての衣装をアップしている写真館はほとんどありませんし、あったとしても実際に間近で見ないとわからないことも多いです。衣装はランクアップすることが前提のような品揃えだったりすることもありますので注意してください。可能であればランクアップなしを打ち出しているところを選ぶのが無難かもしれませんね。

以上、駆け足で説明しましたが、少しでも節約できるプランが選べる方法でした。契約後に交渉をするとなかなかうまく行きませんので、まずはどんな前撮りにしたいかをしっかり考え、下調べをした上で上手に交渉してくださいね。